玄関前の共用スペースに私物を置かないで!住人からのクレーム対応
アパートやマンションの玄関前などの共用スペースに、物を置きっぱなしにしている居住者さんはいませんか?それを黙認してしまうと、他の住人からのクレームの発生につながってしまうこともあります。今回は、共用スペースへの物置きに関する対応についてご紹介します。
1. 共用スペースに私物を置くのは?
玄関前の共用廊下などのスペースに私物を置くことは、安全面や衛生面からの懸念によりほとんどの物件で禁止されています。賃貸住宅の場合、賃貸借契約書でも禁止されていることが多いです。物件の管理規約がある場合、そちらにも示されている場合もあります。住民同士のトラブルに発展しやすいので、管理者によるしっかりとした対策が求められます。
2. 私物を置くとクレームに発展
玄関前の私物は、傘1本を壁に立てかける…など、小さなことから始まります。雨の日に濡れた傘を一時的に置く程度であれば良いのですが、そのまま傘を出しっぱなしにしてしまうと、通行人の迷惑になってしまいます。
ゴミ出し前のゴミ袋や宅配のボックス、自転車など、置くものが大きく、増えていく事で、隣戸の住人の通行の妨げになったり、万が一火災が起きた際の燃え広がりを助長し、避難経路の確保に支障が出たりと、安全や防犯に不安を与えます。こういった際に出るクレームは、私物を置く住人に直接訴えるケースは少なく、まずは管理者に連絡が来るケースが多いですので、適切な対応が求められます。
3. 私物を置かれた際の対応
居住者からのクレームが入った場合、相応の対応をしなければなりません。まずは共用エントランスにある掲示板へ注意書きを掲示しましょう。その際、「共用廊下やスペースに私物を置かないこと」を伝えます。
その後も効果がないようでしたら、対象の居住者へ私物の撤去をお願いする、対象となる私物に「撤去の依頼」として貼り紙を貼る、などの方法があります。
度重なる注意が受け入れられない場合、強制的に撤去することも視野に入れ、強く対応する態度も必要です。私物の放置が続いていくと、不快に思う住人の方が退去してしまうこともありますので、早急に対処するよう心掛けましょう。
4. まとめ
私物の放置は、周りの住人の方もなかなか言い出せないかもしれません。苦情がでる前に、オーナーが定期的に物件を確認しておくと安心です。なかなか時間がとれない…という場合には、掃除もあわせて定期的に物件を確認できる、当社のFクラウド清掃管理を利用してはいかがでしょうか?お困りのことなどあれば、ぜひお気軽にお問合せくださいね。