ゴミ置き場の臭い対策
遠くまでただよう、ゴミ置き場の臭い。
夏場は特に臭いが強くなり、「部屋の中まで臭いが入ってくる!」なんてクレームを言われた方も多いのではないでしょうか。
ゴミが撤去されても悪臭が残っているということは、ゴミ置き場が不衛生な状態にあるということ。
臭いの原因を知り、徹底的に対策をしていきましょう。
◎ゴミ置き場の臭いの原因は?
ゴミが積んであっても、回収後であっても、ゴミ置き場に悪臭がただよっているなら「生ごみ」「油汚れ」が原因と考えられます。
生ごみには水分が多く含まれているので、微生物や菌が繁殖しやすくなります。
生ごみそのものは残っていなくても、染み出た水分が床に染み込むと、それが悪臭の元になるのです。
また油汚れにも要注意。水分の汚れと合わさると、汚れや悪臭をそのまま閉じ込めてしまいます。
どちらも床に染み込むと、悪臭として長く定着します。あきらかな「ゴミ」としては残っていなくても、汁などの液体には十分にご注意ください。
◎洗剤で床を掃除する
染みついた汚れや臭いは、水洗浄だけでは十分な効果が期待できません。
床を濡らし、台所用の洗剤を床に撒き、デッキブラシで泡を立てながら清掃しましょう。
ゴミ置き場に分別用のコンテナなど備品を置いているなら、それらもすべて洗浄してください。
◎漂白剤で黒ずみ除去
台所用洗剤で泡を立てて掃除しても、すべての汚れを取り切れないこともあるでしょう。
どれほどこすっても取れない黒ずみには、漂白剤が有効です。
カビキラーやハイターなどを、黒ずみに塗布。10分ほど放置していると次第に浸透してくるので、その後水で洗い流せば黒ずみが目立たなくなるでしょう。
◎蓋つきのゴミ置き場にする
マンションによっては、風通しが良い開けた場所にゴミ置き場を設置していることが少なくありません。
悪臭対策のための風通しの良さだったとしても、定着した悪臭だと逆効果。いくらきれいにしても、不法投棄やカラスの被害などで再び悪臭発生……なんて繰り返すこともあるでしょう。
導入コストはかかりますが、蓋つきのゴミ置き場にすれば悪臭の飛散が軽減できます。さらに言えば、鍵もかけて、住人たちだけに鍵を配るようにすれば、住人以外のポイ捨てもなくなるでしょう。
金属製であれば、簡単に破損することもありません。悪臭や不法投棄に悩まされず、きれいで衛生的なマンションを維持してください。
◎まとめ
ゴミ袋は、小さな穴が開いているだけで、汁などの液体が染み出してきます。
特に、生ごみの水分や油汚れには雑菌が繁殖しやすくなるのでご注意ください。
高圧洗浄などを業者に依頼する方法もありますが、それだとコストが気になりますよね。
日ごろから定期的な清掃を心がけたり、蓋つきのゴミ箱を導入したりして、臭いのないクリーンなゴミ捨て場を維持してくださいね。