いつのまにかマーキングされている? マーキングの種類、目的、対処法を解説

訪問勧誘業者による「マーキング」をご存知ですか?
業者が効率よく営業するために、ポストや玄関などに勝手に印をつけることがあるのでご注意ください。

目立たないマークではあるものの、そのまま放置していると危険です。
この記事では、マーキングの種類や意味、思わぬ被害を防ぐための対処法などを詳しく紹介します。

◎マーキングをする理由

訪問勧誘業者は、不特定多数の家に足を運びます。
訪問した家の一軒一軒に対して「見込みがあった家」「断られた家」「不在だった家」など印として残しておくことで、次回の営業に活用するのです。

少し前までは、ひっかき傷や細いペンでマーキングすることがほとんどでした。しかし最近では、「うちのポストを傷つけられた」などのトラブルを避けるため、色付きのシールを使う業者も多くなっています。

◎マーキングが示す意味

マーキングは、“営業の結果”だけを示すとは限りません。
業者によっては、「住人の在宅時間」「家族構成」などプライバシーに触れるような内容まで表すことがあるのでご注意ください。

たとえば【S】は、シングルの頭文字で「一人暮らし」を意味します。
また【F】は、ファミリーの頭文字で「子どものいる家庭」のこと。
他にも「平日は不在がち」を表す【SS】や、「9~17時まで不在」を意味する【9~17R】などがあります。

色付きのシールでは、白色は見込み客、青色は留守など、色そのものが意味を持ちます。

訪問勧誘業者によって多少の違いはあるものの、不審な記号や印を見つけたらマーキングと考えて良いでしょう。

◎マーキングされやすい場所と対処法

マーキングされやすい場所は、主に「集合ポスト」「インターフォン」「玄関ドア」の3つです。
最近では、あきらかに目立つ場所ではなく、側面や上面など分かりにくい場所にマーキングする業者も少なくありません。

マーキングと思われる印を見つけたら、必ず消すようにしましょう。
マーキングの種類によっては、空き巣が「〇時まで不在」「一人暮らし」などの情報を入手しやすくなるからです。
消すことで注意深さもアピールできるため、以降は訪問勧誘業者も寄り付きにくくなるでしょう。

◎まとめ

マーキングは、訪問勧誘業者による勝手な印付けですが、印をつけた業者以外にも、誰がどのような目的でマーキングを利用するかわかりません。

見つけたら必ず消すことを心がけて、日々の安全を守ってくださいね。

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