退去後の空室!次の入居者まで快適にキープする方法

賃貸物件の退去後に実施されるハウスクリーニング。せっかくクリーニングをしたのに、時間の経過とともに清潔さが徐々に薄れてきてしまいます。今回は、次の内覧や契約に備えた空室管理の工夫についてご紹介していきます。

1. ハウスクリーニング後の対応

賃貸していた方が退去した後には、ハウスクリーニングが行われます。その直後はきれいな空間ですが、そのまま放置しておくと、衛生面などで不安な要素が出てきます。

1) 換気

誰も住んでいない部屋は空気の流れが止まるので、湿気や臭いがこもりやすくなります。換気をしていないと、カビが発生することも多くなります。賃貸を希望する方が内覧に来たときに、カビ臭が漂っていたり、水廻りに黒カビが発生したりしていると、新しく賃貸契約を結ぶことが難しくなるかもしれません。

そのような心配をクリアにするために、内覧の予約が入った際には換気を必ず行いましょう。また可能であれば、定期的に換気を行い、常に空気の入れ替えを行っておくことも大切です。クロスなどに消臭スプレーをかけておくのも、いやな臭いを防いでくれるのでおすすめです。

2) 排水溝

排水溝は、排水トラップという構造になっています。S字トラップなどにあるように、排水が一定量残り、外部の排水と遮断するためのフタの役割をさせています。キッチンの排水溝に付随されているワントラップという逆さまのカップなどには、排水の臭いを逆流させない働きがあります。これらの構造は、臭いを防止するだけでなく、ゴキブリを主とする害虫が排水溝から居室へ侵入してこないようにする役目があります。

長期間にわたり空室の状態が続くと、排水トラップに溜まる水が乾燥してしまって、臭いや害虫が居室に入るのを防げなくなってしまいます。この予防策として管理者にできることは、定期的に水を流すということです。溜まった水を流すと、排水溝の乾燥を防ぐことができます。一般的な物件ですと、お風呂・洗面台・キッチンの流し台・トイレ・洗濯パンなどの水回り全般が対象になります。定期的に対応を続けていれば、慌てることなく、内覧者への対応ができますね。

さらに、排水溝トラップには「同一建物内の排水管からの汚水等を、居室に侵入させない」という働きもあります。2週間以上、空室や不在にすることで排水トラップ内の乾燥が進むいわれています。

2003年にSARSが流行時の「香港での団地感染」では、排水溝から逆流して侵入したウィルスにより感染が広がったということがありました。こちらの団地では、多くの家庭で浴室の排水溝に水を流さずに、乾いたモップで掃除を行っていたそうです。排水溝が乾燥していた居室が多く、その乾燥により排水溝からの逆流が起こり、ウィルスが侵入。そのせいで、感染を広げたのではないかといわれています。定期的な排水を行えば、排水溝を乾燥させることはなく、臭いや害虫、ウィルスの侵入を防ぐことに繋がります。衛生的な居室へするためのヒントがあるのではないでしょうか。

2. まとめ

このように、空室への配慮も物件イメージのアップにつながります。
衛生的な配慮や健康面への配慮も気になる時節柄ですので、換気や排水口チェックといった対応も、日々の物件掃除の項目に加えてみてはいかがでしょうか。

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