衛生面から考える~安心して過ごしやすい物件にするための方法!
マンションやアパートの共用部分は不特定多数の方が利用する場所ですので、衛生面を気にする方も少なくありません。共用部分を清潔に保つことができれば、住人の方も安心して過ごすことができますね。今回は、共用部分を掃除する際のひと手間で、安心できる空間へと変える方法をご紹介します。
1. 居住者から見た“衛生面”が気になる場所
不特定多数の方が触った場所や、空気がこもっている場所などは、直接手で触れたり、空気を勢いよく吸い込んだりするのをためらいがちになります。居住者の方は、こういった場所に関しても定期的にキレイにして欲しいと感じているのではないでしょうか。
(1)密閉された空間
空気がこもっていて、換気が行き届いていない場所は、衛生的に気になるものです。換気が行き届いていない場所は、もわっとした空気でよどんでいます。共用部分では、エントランスやエレベーターの中。定期清掃を行う際に、ドアを5分~10分ほど開け放ち、空気の入れ替えもしてみてはいかがでしょうか。換気は、埃やウィルスを戸外に追い出せる良い方法であるとされていますので、ぜひ試してみてください。
(2)スイッチやドアノブ
エレベーターのボタンや開き戸のノブは、不特定多数の方が触れる場所です。この場所にもしウィルスが付着していると、手を介してウィルスに感染してしまう可能性が高まります。共用部分を少しでも清潔に保てるように、多くの人が触れるスイッチやドアノブはキレイに拭き清掃を行いましょう。市販のアルコールスプレーがおすすめですが、手に入りにくい場合は、次亜塩素酸ナトリウム希釈液のスプレーで拭き取っても効果があるそうです。スプレー状の専用が品薄になっていても、台所用の漂白剤で同程度の効果が得られます。商品に記載されてある通りの濃度に水で希釈して使用すると良いですね。
2. まとめ
通常の掃除業務でここまでの対応はしていないかもしれませんが、コロナウイルスが流行りウイルスに敏感になっている今だからこそ、居住者のためにひと手間を加えて丁寧な掃除を心掛けたいものです。
管理者の衛生意識が高いこと、安心して共有スペースを利用できることことが、物件の評価に繋がります。居住者の方が安心して生活ができ、管理者も評価が高まり、相乗効果が得られるような掃除を徹底していきましょう。