鳩がマンションに!マンション全体で取り組みたい対策とは
マンションに鳩が飛来して、お困りではありませんか?
鳩は、共有スペースである外階段や通路、各住居のベランダにいることが多いですよね。
住人の方は、鳩のフンや抜けた羽などを気にしているかもしれません。
この記事では、マンションに関わる方、皆さんで考えていきたい「鳩への対策」をご紹介していきます。
1. マンション管理者と住居者の協力が不可欠
マンションの鳩の被害は、共用部分である階段や外廊下などと、共有部分でありながら専有者しか立ち入ることができないベランダなどに多くおこります。
ベランダで鳩の飛来が気になる場合には、住居者の方の協力が不可欠です。
鳩への対策は、マンション全体で取り組むことが、解決への近道といえますね。
2. 鳩の被害
どこからともなく飛来する鳩。
気が付けば、マンション階段やベランダの手すりを我が物顔で歩いています。
一時的に追い払うことは簡単ですが、またすぐに飛来してきます。
鳩で気になることは、次の通りです。
・鳩のフン
・鳩の抜け落ちた羽
・鳩の巣作り
・鳩の産卵と子育て
鳩は、物陰で身を隠せるような場所や安心して過ごせる狭いスペースなどを好みます。
フンなどで自分の臭いをつけながら、徐々に場所に慣れていく習性があるようです。
例えば、ベランダにある室外機の上や裏。大きな植木鉢の隙間。外階段のちょっとした窪み。
特に人気のない寂しげな雰囲気の場所を好みます。
対策として、マンション内を定期的に見回ること。人の存在を鳩に認知させる効果もあります。
マンションの共用部分は管理員さんが担当して、ベランダは住人の方にお任せするのがおすすめです。
鳩に、安全に巣が作れる場所ではないことを悟らせることが大切です。
3. 鳩を隠避する方法
鳩を隠避するには、その段階に応じて、おすすめの方法が違います。
鳩が飛来する状況に応じて方法を考えていくと良いでしょう。
■軽度:鳩がたまに飛来する程度
隠避効果のあるスプレーやジェルを撒く
鳩は、臭覚が優れています。鳩が嫌いな臭いのするスプレーやジェルを撒くことで、鳩の飛来を防ぐ効果を発揮します。
<鳩が嫌いな臭いのするもの>
・ローズマリー、バラ、ミントなどのハーブ系のオイル
・漂白剤
・木酢液
・ニコチン
これらを水で薄めたものをスプレー容器に入れて、鳩を隠避したい場所に撒くと良いでしょう。
継続的に対応することで、効果が期待できます。
また、市販の鳩隠避スプレーやジェルを購入するのも簡単に対応できるのでおすすめです。
■中度:鳩が飛来する回数が増える
鳩が飛来する回数が増えると、臭いスプレーでの効果は薄くなっていると判断できますので、次のステップへと進みましょう。
鳩が階段やベランダの手すり、室外機などにとまれないようにします。
それには、鳥害被害専用の剣山やスパイクを設置すると良いです。
また、鳩が不快に感じる超音波や振動を出す器具もありますので、状況や好みに応じて使い分けてください。
■重度:巣作りを始めている
鳩は、自分のフンなどがあると、居心地が良くなり警戒心が薄れます。
そうなると、巣を作り始め、卵を産んで子育てを始めることがあります。
そうなる前に、設置可能な場所ならば、防護ネットを利用すると良いしょう。
鳩の侵入をブロックして、巣づくりを食い止めます。
4. 掃除の対応
鳩は、帰巣本能がありますので、自分の居場所に帰ってきます。
また、臭覚が優れているので、フンから自分の臭いがする場所へは警戒心が薄らぐ習性もあります。
鳩に居心地の良さを与えないために、定期的な掃除が必要です。
もしも、掃除が大変なようでしたら、専門業者へ委託する方法もありますよ。
5. まとめ
鳩は警戒心がなくなると、巣作りを始めることがあります。
衛生的な問題や健康への心配がある場合もあるので、なるべく早く対策を立てることをおすすめします。
鳩に警戒心を持たせるためには定期的な掃除が必要ですが、個人でなかなか難しいという場合はご相談くださいね。