マンションの植木のお手入れ 美しい景観を保つためには
RCや鉄筋建築が増えてきた都心部のマンションでは、共用部に庭木が植わっていると景観がアップしますね。
人間の本能として、自然や緑をなるべく近くに感じていたいところです。
庭木は植えた当初はよいのですが、お手入れを怠っていると伸び放題になったり害虫の巣ができてしまうこともあります。
伸びた枝が隣の敷地に侵食するとトラブルになりますし、枯れた枝部分をいつまでも放置しているとみすぼらしい印象にもなってしまい、逆効果です。
このような問題の発生を避けるためには、植木を適切な時期に適切にお手入れすることが必要です。
複数の物件を抱えている場合などは特に、オーナー自らがお手入れするのは大変ですので、定期的に清掃会社に委託をしましょう。
美しい景観を保つために必要となる植木のお手入れにはどのようなものがあるのでしょうか?この記事では、概要をご説明します。
1. 開花時期にあわせたお手入れを
植木のメンテナンスに特有な問題として、生きている植物であるため、それぞれの品種に応じた開花時期があることです。
どのような植物を植え、どのようなサイクルで開花するのかを把握しておき、適切なタイミングで業務委託を実施しましょう。
2. お手入れの内容
委託するお手入れの内容にはどういったものがあるでしょうか。
一つには、伸びてきた植木をカットする整枝・剪定作業があります。
この作業は、見た目を美しく整えるとともに、適切なボリューム感にしておくことで、養分を効率よく吸収させて花や実つきを良くしたり、枝が密集しすぎて日が差さない場所や風がとおらない場所をなくしたりするために行われます。
こういった作業を行うことで、植木に病虫や害虫が寄生することを予防する効果もあります。
植物の種類によっては、低木刈り込みというお手入れが必要です。
初夏にあざやかな花をつけるツツジなどは、開花後すぐに刈りこみを行うと、翌年の花芽のつき方がよくなります。
刈り込みを怠ったり、適切な時期に行わないと、花つきが悪くなってしまうこともあるので注意しましょう。
庭のような敷地があるときには、除草も必要です。
雑草は風にのって自然に受粉して生えてきてしまうので、定期的に除草剤や成長抑制剤を使用したり、草刈をしたりして、生えてこないように管理しましょう。
人工的に芝生を植えている場合は、芝生のメンテナンスも必要です。芝刈・目土・エアレーション等を定期的に行い、美しい芝を保ちましょう。
3. 最後に
いかがでしたでしょうか。植木はマンションの魅力をアップしてくれる半面、適切なお手入れを怠るとかえってマイナスイメージを与えてしまいます。定期的な管理によって、美しい外観を保ちましょう。