意外と手間がかかる駐輪場の清掃
特に大都市部では、人々の自動車離れが進んでいるといわれています。
一方、自転車は機動性も高く、外出先でも車よりも止めておく場所を確保しやすいという特徴から、引き続き様々な世代に愛用されています。
賃貸マンション選びでも、快適な駐輪場が備え付けられていることを条件とする人は少なくありません。
それでは、居住者に選ばれる快適な駐輪場にしておくためには、駐輪場の清掃はどのようにすればよいでしょうか?
この記事では、マンションの駐輪場の清掃について概要をご説明します。
1. マンションの駐輪場はどうなっている?
屋内と屋外、どちらにも設置される可能性があります。
平置きにしているマンションもありますが、とめ易い様に、自転車ラックを設置している場合もあります。
また、限られたマンション内になるべくたくさん駐輪できるように、2段式ラックを採用していることもあります。
清掃のポイントとしては、駐輪場の床面とラック表面に汚れが付着しないようにするということがあります。
2. 駐輪場は日常清掃の範囲に含まれる?
管理会社や清掃会社との間の業務委託契約書の記載によります。が、多くの場合は、日常清掃の範囲としては、駐輪場のごみ拾い(毎回)程度にとどまります。
しかしながら、駐輪場を美しく保つためには、エントランス・廊下・階段などの他の共用部と同様、定期的な高圧洗浄などによるクリーニングが必要です。
ごみ拾いしかされていない駐輪場は、ラックの奥部分に土ぼこりがつまったりカビが生えたりしてしまうこともあるようです。
定期清掃の範囲に含めたいところですが、費用の関係でできない場合は、せめて年に1回の特別清掃などをいれましょう。
居住者は毎日のように駐輪場を使うので、意外と駐輪場の汚れが気になるものです。
他の部分をせっかく綺麗にしているのに、クレームにつながったという残念な結果にならないようにしましょう。
3. 駐輪場の清掃方法
ラックは金属、床はコンクリートやアスファルトなどの素材でできています。
水に強いので、高圧洗浄によって、汚れを取り除きしょう。
4.最後に
いかがでしたでしょうか。居住者の大事な足になる自転車を保管しておくマンションの駐輪場ですので、いつも清潔で手入れの行き届いた状態が保てるようにしておきましょう。
多くの物件で手が届きにくい箇所でもありますので、駐輪場のメンテナンスがまめな物件は、周辺物件と差別化することもできるかもしれません。