マンション清掃のクレームはどうしたらいいの?
トラブルはないに越したことがありませんので、あまり積極的に考えたくないテーマかもしれませんが・・・
マンションの共用部の清掃がきちんとなされないとき、居住者は誰にクレームをすれば良いのでしょうか?
クレームは、こうしてほしいという居住者の意思を運営側に伝えて、よりよいマンションにしていくためのコミュニケーションでもあります。
適切なクレーム方法を知り、改善につなげていきたいものですね。
この記事では、マンションの共用部分についてきちんと清掃がなされないときに居住者が行うクレーム方法についてご説明します。
1. 清掃の不備や、共用部の不具合はまず不動産管理会社に
共用部が掃除されておらず汚れが目に付く、廊下の電球が切れたまま取り替えられていないなどのトラブルがあったときには、まずは不動産管理会社に連絡をとる必要があります。
不動産管理会社の重要な業務のひとつとして、居住者のクレーム対応があります。
クレームを受けた不動産管理会社はただちに対応してくれるはずです。
2. クレームの程度が軽い場合
掃除の不行き届きが恒常的な場合ではないときなど、軽いクレームの場合はまずは不動産管理会社にストレートの要求を伝えてみましょう。
掃除を含めて共用部を管理しているのが不動産管理会社の場合は、彼らがすぐに対応してくれるはずです。
まれに、オーナーが直接清掃などの管理を行っていることもあります。そういった場合も、連絡をとった不動産管理会社がオーナーにつないでくれるはずですので、指示にしたがいましょう。
逆のパターンとして、もし自分がオーナー側の場合は、クレームを受けたら業務委託先の管理会社にすぐに連絡をとって、対応をしてもらいましょう。
3. 共益費の支払が拒否されるような場合
再三にわたり清掃不足や不具合を訴えたにもかかわらず一向に改善が見られない場合、最悪の場合、居住者は共益費や管理費の支払いを拒否することができます。
また、オーナーや管理会社に対して、業務を行っていないのにもかかわらず、共益費や管理費を得ているのは不当利得だとして内容証明が送られてくるような事態もありえます。
4 トラブルを避けるために
こういったトラブルを避けるために、管理組合の集会をきちんと行うなど、住民の声を聞き漏らさないようにマンション運営をしていきたいものです。
また、居住者側としても、全体を清潔に保つためにマンションのルールにきちんとしたがい、時間外にごみを捨てたりしない、違反となっている場合ペットを飼育したりしないなど、ルールを守った対応をこころがけましょう。